持ち歩きが楽な暇つぶし用短編小説5選【ミステリー】

持ち歩きが楽な暇つぶし用短編小説5選【ミステリー】

通勤や通学時に電車内で何もすることがなく、眠たくもないのに寝たふりをしていると言う方はいらっしゃいませんか?そんな方には気軽に読むことができる短編小説を読む事をおすすめします。ここではそんな暇つぶしにも最適なミステリー物の短編小説を厳選して紹介しますので、是非ご自身の好みに合いそうな作品を探してみてください。

電車での移動中の暇つぶしに最適なミステリー短編小説5選

海外の作品

 

黒後家蜘蛛の会

著:アイザック・アシモフ 出版:東京創元社
最初に紹介するのはアイザック・アシモフによる短編シリーズ「黒後家蜘蛛の会」です。こちらのシリーズでは、殆どのストーリーでお馴染みの6人の仲間が集まり、様々な問題やゲストの悩みについて議論をします。しかし、なかなか結論は出ず、最終的には意外な人物による盲点を突いた発言で問題が解決します。シリーズを通して基本的なパターンは一貫している物のよく練られた議論のシーンと意外性のある結論は読者を毎回唸らせてくれます。また、毎回問題を解決する「意外な人物」の正体が判明する第一巻の第一話では、新鮮な驚きがあることでしょう。全5巻が発売されており、長期的にじっくりと時間をかけて読む事ができる短編集を探していると言う方におすすめです。

リスタデール卿の謎

著:アガサ・クリスティ 出版:早川書房
ミステリーと言えば「アガサ・クリスティ」を真っ先に思い浮かべると言う方も多いことでしょう。本作はそのアガサ・クリスティによる多彩で魅力的な短編を12編収録しています。物語の舞台である使用人と家具付き、家賃も格安な豪邸を借りる事に成功したヴィンセント夫人は、唯一その豪邸の持ち主であるリスタデール卿が失踪していると言う事を気がかりに思っていました。物語では夫人の息子であるルパートが、リスタデール卿失踪の謎を解くために奔走し、様々な謎を解決していきます。予想だにしない結末や少しユーモラスな結末をはらんだ物語の数々は、決して読者を飽きさせる事は無いでしょう。

ポー名作集

著:エドガー・アラン・ポー 出版:中央公論新社
エドガー・アラン・ポーは、純粋なミステリー作家ではありませんが、狂気に満ちたいくつかの短編はミステリーファンにもおすすめしたい名作ばかりです。本作「ポー名作集」には、代表作「モルグ街の殺人」、「黒猫」、「アシャー館の崩壊」などの短編が8編収録されています。ミステリアスでありながら、人間が内に秘める狂気や良心などを印象的なメタファーとともに描いた作品の数々は、短編でありながら読者に長く尾を引く「何か」を残してくれることでしょう。

国内の作品

 

 

九杯目には早すぎる

著:蒼井上鷹 出版: 双葉社
「九杯目には早すぎる」は、数々の完成度の高いミステリー小説を執筆してきた蒼井上鷹によるデビュー作です。本作には個性的なキャラクターが数多く登場する9編の短編が収録されており、少し笑えるストーリーと意外性のある結末が多くの読者を虜にしてきました。読んだ後に「騙された!」と思ってしまう様な短編ミステリーを読みたいと思っている方におすすめしたい作品です。

どんどん橋、落ちた

著:綾辻行人 出版:講談社
「どんどん橋、落ちた」は、「館シリーズ」等でも知られる国内を代表するミステリー作家のひとり綾辻行人による短編集です。本作には5つの超難問「犯人当て」短編を収録しており、すべてのストーリーにおいて一筋縄ではいかない超難事件を描いています。救いようがないほど悲劇的な結末が待ち受けるストーリーなどもあり、読後も後を引く物が残ることでしょう。短編ではあるものの、非常に良く練られたストーリーが特徴的であり、じっくりと時間をかけて読み返すのもおすすめです。

まとめ

電車での移動時間等の暇つぶしに最適なミステリー短編を厳選して紹介しました。いかがでしたか?ミステリーと言うとじっくりとストーリーが練られた長編が多いイメージがあるかもしれませんが、名作との呼び声も高い短編も数多く存在します。どれを読もうか迷った際には、今回紹介した比較的有名な作家の作品から読み始めてみると良いでしょう。