持ち歩きが楽な暇つぶし用短編ライトノベル5選

持ち歩きが楽な暇つぶし用短編ライトノベル5選

電車での移動中などの暇つぶしに読書をしていると言う方は多いことでしょう。しかしながら、毎日似たような小説ばかり読んでいて少し飽きてきていると言う方も多いのではないでしょうか。そんな方に今回はおすすめの短編ライトノベルを紹介したいと思います。純文学等が好きな方からすると、ライトノベルには手が出し辛いイメージがあるかもしれませんが、近年はライトノベルの新人賞も誕生しており、急速に発展しているジャンルでもあります。ここでは代表的な作品を厳選しましたので、是非好みに合いそうなものを探してみてください。

暇つぶしに最適な短編ライトノベル5選

純文学ファンでも楽しめるライトノベル

煌夜祭

 

著:多崎礼 出版:中央公論新社
「煌夜祭」は、第2回(2006年) C★NOVELS大賞を受賞 した人気作です。本作では偶然出会った二人の語り部が互いに知っている話を交互に語っていく「煌夜祭」が舞台となっています。人を食べる「魔物」と、「魔物」を見た人によって語られていくストーリーは、それぞれが短編になっているものの、読み進めるにつれ微妙な重なりが表れ始めます。純文学に馴染みがある方が読むと「魔物」等の登場人物が実世界の何かの隠喩であるのではと言った深読みをする事もでき、読後も十分に楽しめる作品と言えるでしょう。

ベイビー、グッドモーニング

 

著:河野裕 出版:角川出版
「ベイビー、グッドモーニング」は、4作の短編から成る連作短篇集です。ストーリーは死神である少女を主人公としており、少女によって余命がわずかである事を告げられた人々が残りの人生をどのように過ごすのか悩むと言った葛藤等が描かれています。切ないと同時に心も温まるようなストーリーを通し、「死」とは何であるのかと言った大きなテーマについて考えさせられる作品と言えるでしょう。純文学に馴染みはあるもののライトノベルを読むのは初めてと言う方に強くおすすめしたい作品です。

僕らはどこにも開かない

 

著:御影瑛路 出版:メディアワークス
「僕らはどこにも開かない」は、2005年に出版され、ライトノベル界隈で物議を醸した異色の作品です。ライトノベルらしい個性的なキャラクターが数多く登場する学園もののスタイルをとっている一方で、ライトノベルにしては暗く陰鬱すぎる世界観は賛否両論あったものの、心理描写等の的確さは純文学の域にも達していると言う事ができ、言い換えればライトノベルの領域を広げることに成功した革新的な作品と言えるかもしれません。決して読後の後味が良い作品ではありませんが、読者に考える事を促す意欲的な作品と言えるでしょう。

読後の後味が良いライトノベル

マカロン大好きな女の子がどうにかこうにか千年生き続けるお話。

 

 

著:からて 出版:KADOKAWA/メディアファクトリー
「マカロン大好きな女の子がどうにかこうにか千年生き続けるお話。」は、2013年に出版された短編ライトノベル集です。全部で4編の短編を収録しており、すべてのストーリーでSF風の風変わりなキャラクターが登場します。少し切なくて、愛しい結末の数々は、読者をほっこりと暖かな気分にさせ、童心を思い出させてくれるかもしれません。後味が良く読みやすいライトノベルを読みたいと言う方におすすめの作品です。

戦略拠点32098 楽園

 

著:長谷 敏司 出版:角川書店
「戦略拠点32098 楽園」は、第6回スニーカー大賞金賞を受賞し、長年にわたって愛されている名作ライトノベルの一つです。超機密惑星「楽園」を舞台とする本作は、「楽園」へ降り立ったサイボーグ兵ヴァロアと、「楽園」の兵士一人と少女マリアの出会いを描いてたSFロマン作品です。兵士とマリアとの暮らしを始めたヴァロアが「楽園」の真実に気づいてしまってからの展開には特に目を見張るものがあります。いかにもライトノベル的な世界観でありながら、純文学にも匹敵するような感傷をもたらす秀逸なストーリー展開は、ライトノベルに馴染みのないと言う方でもきっと満足できるでしょう。

まとめ

電車などの移動時の暇つぶしに最適な短編ライトノベルを厳選して紹介しました。いかがでしたか?中には200ページ程の長さがある中編とも呼べる作品もありますが、ライトノベルは通常の小説に比べ読みやすい為、そのような作品でも短時間で読む事ができるでしょう。どれを読もうか迷った際には、ここで紹介した作品の情報を参考にして、ご自身の好みに合った物を探していただければと思います。